日本バプテスト・バイブル・フェローシップの沿革
主イエス・キリストは「わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てます。」と言われ(マタイ16:18)、主ご自身の教会をお建てになった。主ご自身の教会に、「あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。」とお命じになった。(マタイ28:19-20) その時代から今日まで、徹底した聖書の原理と実践を尊守するバプテストたちのような、それぞれの時代の非聖書的な組織に対して徹底した抗議・改革・分離を貫いた聖書的諸教会が存続してきたことが、知られている。我々は主ご自身の主権と保護のもとに、聖書的原理と実践において、真の教会が継承されてきたと信じるものである。1949(昭和24)年、米国バプテスト・バイブル・フェローシップ(略称BBFI)諸教会から派遣された宣教師たちは、日本における福音宣教と教会形成に着手した。彼らの特長は『聖書のみ』であり、まさに「聖徒にひとたび伝えられた信仰」の継承だった(ユダ3)。
以来、根本主義バプテストの諸教会が各地に組織されて日本バプテスト・バイブル・フェローシップ(略称JBBF)を形成している。JBBFは主イエス・キリストによって建てられた地方的・可視的・自主独立の根本主義バプテスト諸教会の「交わり」であり、共同事業として、神学校教育、海外への宣教師派遣、国内での開拓伝道支援などを実現している。神学校教育のために、日本バプテスト聖書神学校を開校しているが、開校以来、卒業生は200名超を数えており、世界宣教に羽ばたいている。4年課程、3年課程、クリスチャン・ワーカーズコース、通信教育課程など、米国の神学校教育とも提携しているので、多様なニーズに対応できる。海外への宣教師派遣は、1971年の沖縄宣教が最初だったが、現在は、インドネシア、台湾、香港、ウガンダ、ハワイに派遣されている。また国内の開拓伝道を、北海道から沖縄まで、地方教会の働きに積極的に諸教会が支援する形で押し進めている。